展示会中心だった営業スタイルから脱却し、Web経由でのリード獲得を目指してスタートしたプロジェクトです。サイトリニューアルとオウンドメディア運用により、自然検索流入3倍という成果を実現しました。
- 会社名
- 非公開
- 予算規模
- 1年の予算:170万円
ホームページ制作:50万円(サイト設計・制作・開発+テクニカルSEO)
コンテンツ制作:月10万円(記事制作+ディレクション) - 課題
- ・サイトはあるがデザインが古く、情報整理も不十分で活用できていなかった
・製品カタログ中心のコンテンツしかなく、SEO施策も未実施
・指名検索以外からの流入がほぼゼロの状態だった - 対策
- ・市場・競合調査をもとにSEOキーワードを設計
・ターゲット課題に合わせたコラム型記事を毎月2本制作
・市場・競合調査をもとにSEOキーワードを設計
・サイト全体を再設計し、デザイン・構成を一新(サイトリニューアル+テクニカルSEO対応)
・ターゲット課題に合わせたコラム型記事を毎月2本制作
・サイト内導線を見直し、資料ダウンロード・問い合わせへスムーズに誘導
古いサイトと情報不足が障壁に。Web集客強化に向けた課題整理
長年、展示会中心の営業活動を行ってきましたが、近年はWeb経由でのリード獲得が不可欠だと感じ、サイトを活用した集客強化を検討されました。しかし、既存サイトはデザインが古く、情報整理も不十分で、製品カタログを掲載するだけに留まっていたため、ほとんど活用できていない状況でした。また、SEO施策も未実施で、指名検索以外からの流入はほぼゼロという課題を抱えていらっしゃいました。
ホームページリニューアルで「活きた」サイトへ
まず、現状のWebサイトと市場環境を正確に把握するため、市場調査および競合調査を実施しました。ターゲットとなるユーザー層が抱える課題や、検索時に使用するであろうキーワードを抽出し、それらに基づいたSEO設計を行いました。
併せて、既存サイトの診断を行った結果、いくつかの大きな課題がありました。SEO未対応による検索流入の不足に加え、デザインの老朽化が進み、ユーザーから見た信頼感・鮮度の両面でマイナスに働いていたこと。さらに、トップページから製品情報、資料請求、問い合わせへと誘導する動線が整理されておらず、ユーザーが途中で離脱しやすい構造になっていたことが問題点として挙げられました。
プロジェクトでは、ディレクター、デザイナー、フロントエンジニアによる専門チームを編成。情報設計、デザイン刷新、開発実装の各工程で密に連携を取りながら、プロジェクトを進めました。
ホームページリニューアルでは、単にビジュアルを新しくするだけでなく、ユーザーが「知りたい情報に迷わずたどり着ける」サイト体験を重視しました。トップページから製品詳細ページ、資料ダウンロード、問い合わせフォームへと、自然な流れで遷移できるよう動線設計を再構築し、将来的な運用の柔軟性と更新性を高めるためにCMSはWordPressを導入。コンテンツ更新やキャンペーン情報の追加などが社内でも容易にできる体制を整備しました。
デザイン刷新、ユーザー動線設計、SEO内部施策、CMS導入──これらを一体的に実行することで、単なる見た目の改善ではなく、「集客と成果につながる活きたWebサイト」への再構築を実現しました。このリニューアルによって、Webからのリード獲得に向けた土台作りが確実に前進しました。
オウンドメディア運用による持続的なWeb集客基盤の構築
ホームページリニューアルによってWebサイトの基盤を整えた後、持続的に自然検索流入を増やすため、オウンドメシア運用(コンテンツSEO施策)をスタートしました。ターゲットとなるユーザー層が抱える課題や関心に即したテーマを抽出し、検索意図に沿ったコラム型記事を毎月2本のペースで制作。単なる製品紹介やお知らせではなく、業界トレンドやユーザー課題に焦点を当てたコンテンツにより、潜在顧客層との接点を広げる設計としました。
コンテンツ制作では、SEO設計に基づきキーワード配置や内部リンク設計も意識。あわせて、サイト内導線の最適化により、コラム記事から資料ダウンロードや問い合わせフォームへのスムーズな誘導を促進しました。
これらの取り組みにより、自然検索経由のサイト流入数は着実に増加。開始から6ヶ月で自然検索流入数は約3倍に伸び、コラム記事経由の資料ダウンロード数も安定的に増加しました。オウンドメディア運用により、新規リード獲得の母数を広げるだけでなく、営業活動に貢献するマーケティング基盤の確立に成功した事例です。