住宅・建築分野における認知拡大とリード獲得を強化するため、オウンドメディア運用をスタートしたプロジェクトです。ターゲットニーズに即したコンテンツ制作を継続し、自然検索流入の増加と問い合わせ数の向上につなげました。
- 会社名
- 非公開
- 予算規模
- 1年の予算:120万円
コンテンツ制作:月10万円(記事制作+ディレクション)
- 課題
- ・SNSに力を入れていたが、自然検索からの流入は停滞していた
・広告出稿には頼っていたが、継続的なリード創出チャネルが不足していた - 対策
- ・ターゲット層(個人住宅施主・法人発注者)の検索ニーズに合わせ、SEOキーワード設計を実施
・ユーザー課題や検討プロセスに即したコラム型記事を、月3本ペースで制作・公開
・記事間・施工事例ページとの内部リンク設計を強化し、サイト内回遊とコンバージョン導線を最適化
・問い合わせフォームへの誘導を意識した記事設計を実施し、リード獲得を強化
SNSと広告中心の施策ではリード獲得が安定しなかった
これまでSNSでの情報発信と広告出稿にも取り組んでいましたが、リード獲得は一時的な集客にとどまっていました。自然検索経由での流入は伸び悩み、安定的な新規リードの創出にはつながっていない状況でした。広告施策に依存する集客構造から脱却し、Webサイトを活用した長期的なリード創出基盤の構築が求められていました。
キーワード設計とオウンドメディア運用による自然流入増加を狙う
まず、ターゲット層(個人住宅施主・法人発注者)が抱える課題や検索行動を分析し、キーワード設計を行いました。この際、広告運用による検索クエリや反応データも参考にし、実際に成果が期待できるキーワード群を抽出・設計しています。
その設計に基づき、ユーザーの検討プロセスに沿ったコラム型記事を、月3本のペースで制作・公開する運用体制を整えました。記事テーマは、「施工会社 選び方」「リフォーム費用 相場」「土地 選び 注意点」など、ターゲットの検索意図に即した具体的な情報にフォーカスしています。
また、制作した記事同士や施工事例ページとの内部リンク設計を強化し、ユーザーが自然に回遊しながら問い合わせへ進めるよう、サイト全体の導線設計を最適化しました。さらに、記事内CTA(行動喚起ボタンや誘導エリア)の設計も見直し、単なるコンテンツ制作にとどまらず「問い合わせを増やす」ことを意識した運用体制を徹底しました。
マーケティング活動全体の可視化と改善サイクルの構築
オウンドメディア運用と並行して、広告運用やサイト内行動データ、問い合わせ経路など、マーケティング活動全体を一元管理できる仕組みを構築しました。データ集計とレポート作成には、Google Looker Studio(旧Googleデータポータル)を活用し、リアルタイムで成果状況を可視化できるダッシュボードを整備しています。
Google広告やYouTube広告を含む各チャネルの数値もLooker Studio上に統合し、施策ごとの効果を一目で把握できる環境を整備。これによって、広告・コンテンツ・サイト改善それぞれの施策をデータドリブンで管理し、柔軟かつスピーディーな改善サイクルを回せる体制を実現しました。
マーケティング全体を俯瞰しながら、効果的な施策へのリソース集中とリード獲得成果の最大化を目指しています。